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2006年 07月 15日
もう、仕事が忙しくて疲れ果てて更新する気力も無く、、、。
ワールドカップ終わりましたね。 祝イタリア優勝! セリエA観戦者としては嬉しさが半分と複雑な感情が半分。というのも、今回の優勝で不正工作に関与した4チーム、特にスキャンダルの中心に在りながらW杯ファイナリストを多く排出したユヴェントスに恩赦が与えられ、処罰が軽減される可能性があるから。イタリアのW杯優勝はイタリアのカルチョ界にとっては素晴らしい出来事ですが、それによる恩赦は汚れきったカルチョ界を浄化するに至らないでしょう。どんなことがあれ、厳罰で臨んで欲しい。 で、今回のW杯ですが、インテリスタとしてはマテ兄がいろんな意味で大活躍してくれたおかげでとても楽しませてもらいました。まあ、マテ兄はジダンとの一件で注目を浴びて一躍時の人ですが、グロッソとともに今回のアズーリを救ったといっても良いでしょう。「ネスタの代役」の冠を必ず付けられるマテ兄ですが、「得点が欲しい時の強烈ヘッド」が無ければ頂点に立てなかったはず。今回のW杯の活躍でそんな冠も不要になった事でしょう。別の意味で名前も覚えてもらったしね。 ジダンの件は言いたい事がたくさんある。暴言を吐いたマテ兄も確かに悪いが、ピッチ上での罵り合いは、決勝のこの2人に限った事じゃないだろう? 全ての試合で在ったと思うぞ。そんな中でも罵声に耳を貸さず、自分自身の集中力を切らさずに最高のプレーを披露した人達がたくさんいたわけで、それがW杯の舞台だったはずだ。日本の報道の仕方はジダン擁護に偏りがちだが、ジダンの行為は正当化できるものではなく、私としては同情も出来ない。マテの暴言が人種差別的な内容だったとしたら、当然、人として裁きを受けるべきだと思うが、「お前の姉ちゃんウンコタレ」的な幼稚な罵りにジダンが過剰反応したのだとしたら、、、、。 まあいいや。日本のマスコミはジダンに英雄でいてもらわなければ都合が悪いらしい。 暴言を吐いたのがジダンで頭突きをしたのがマテだったとしても「マテ兄は極悪人」「ジダンは素晴らしい人格者」の構図は変わらないのだろう。過去に何度も暴力による退場処分を犯した前科者でも、バロンドールを獲るほどのスーパースターになれば、どんな報復行為も正当化できるということが解かった。それと、その後の対応でマテ兄の方が役者が一枚上だってことも。 で、マテ兄とともに今回のアズーリのなかで強烈かつ爽やかな印象を残してくれたグロッソのインテル入団がようやく決まった。その他にもかねてから噂の有ったダクール、マイコン、マクスウェルの正式な入団発表もあった。新しいシーズンに向かって動き出したわけだが、不正に絡んだ4チームの処分が正式に決定するとどんな動きがあるのだろう。私的には、トーニではなくドナデルとモントリーボが来てくれると萌える。次世代のイタリア代表を約束されたこの2人を中盤の補強に是非。モラッティさん、どう?
by lstd
| 2006-07-15 09:19
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